オリジナル:https://www.crank-in.net/trend/interview/173578/1
アイドルをテーマにしたアニメ「プリキュア」シリーズの最新作『アイドルプリキュア ユウアンドミー♪』(ABC・テレビ朝日系列、毎週日曜午前8時30分~放送)が、9月12日より全国ロードショーで放送開始となった。その劇場版『アイドルプリキュア ユウアンドミー♪ お待たせしました!キラキラ輝くよ!』も9月12日より全国ロードショー。謎に包まれた島「あいあいアイランド」を舞台に、宇宙初のアイドルフェスティバル「あいあいアイランド」に出演するアイドルプリキュアたちが、島と世界の危機を救うために奮闘する姿を描いた物語。映画の公開を記念して、クランクイン!トレンドでは、さくらうた役の松岡美里さん、蒼風ナナ役の高橋未奈美さん、愛の天使プリル役の紫宇心さん、キスの天使メロルン役の花井美晴さんにインタビューを実施。映画の見どころに加え、“宇宙一”として好きなことや情熱的な趣味についても聞いてみた。
■アイドルを応援したい方にも、とっても嬉しい作品です

――台本を読んだ感想をお聞かせください。
松岡:多彩なアイドル陣と「宇宙一アイドルフェスティバル」というスケールの大きさで、TVシリーズとは一線を画す、まさに異色の作品になりました。皆さんもぜひ、理想のアイドルを見つけてください!
高橋:台本を読ませていただいた時に、アイドルを応援することの喜びや悲しみが凝縮されているように感じました。私自身もアイドルを応援するのが大好きなので、共感しすぎて台本を読みながら泣いてしまったりしました。まさにファンの気持ちを汲んだ物語になっています。アイドルを応援する全ての人に、本当に素敵な作品になっているので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
高森:映画ならではの心温まるセリフが満載です。特に「空をひらけ!プリキュア!」と「ふしぎペットプリキュア!」のベテランプリキュアたちのセリフには感動しました。涙が出るほど感動したので、皆さんもぜひ彼らのセリフに注目していただければと思います。
南條:私も同じところで泣いちゃいました(笑)。先輩プリキュアたちの生き生きとした演技をぜひ見てほしいです。一つ一つのシーンの壮大なスケール感は、映画ならではの魅力が詰まっています。ストーリーも重層的に盛り上がっていき、最後はクライマックスで爆発します。ぜひ早く、大スクリーンと迫力ある音響でこの作品を堪能していただければと思います。
花井:ストーリーやオリジナルキャラクター同士の掛け合いも、非常に奥深いものになっています。敵役たちもただ怖いだけでなく、それぞれに背景がしっかり描かれているので、ぜひその辺りにも注目してください。そして、何と言っても一番の見どころはライブ!なんといっても「世界最大のアイドルフェス」ということで、スケールもすごいです。スクリーンの前でサイリウムを振りながら、皆さんと一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです!

――アフレコ現場の雰囲気はどんな感じでしたか?思い出に残るエピソードがあれば教えてください。
高森:TVシリーズのシリーズディレクターの今千秋さんが現場に遊びに来てくれたんです……いや、元気づけに来てくれました(笑)。お土産に、ナナの好物であるバナナのおやつまで持ってきてくれたんですよ。
高橋:「これはバナナのおやつだから、ナナちゃんにあげなきゃ!」って言われて、おやつをくれたんですけど、4つしかなかったんです。5人なのに!
高森:5人で「喧嘩するのかな?」って(笑)。
高橋:そう思っていたら、今さんはバナナのおやつと笑顔で帰っていきました(笑)。それも素敵な思い出ですね。
―5人は過去のプリキュア作品のアフレコ現場にも足を運んだそうですね。
高橋:めっちゃかっこいいですね!
南條:努力を重ねてきた歴史の重みを感じます。先人たちの背中を見て、私たちも同じように頑張らなければという思いが強くなりました。本当に感動しました。
松岡:先輩たちの声を聞くと、危機的な状況でも「絶対助かる!」と思える力強い安心感があります。
花井:シリーズごとに先輩たちの個性がはっきり出ているのも印象的でした。
高森:プリキュアの先輩たちが1年間積み重ねてきたものを、最後までやり遂げてきたという頼もしさを感じます。
南條:セリフの組み合わせも迫力があって、先輩方のプリキュアの演技を見て「私たちも素晴らしい演技を見せなきゃ」って思いましたね。

―宇宙一のあなたが好きなこと、情熱を注いでいることを、ぜひみんなに教えてください!
松岡:お腹いっぱいになる感覚が大好きなんです!最近は、ただ満腹になるという感覚を超えて、美味しいものを口いっぱいに頬張る感覚にハマっています。
高橋:一緒にご飯を食べに行ったとき、大きなおかずが出てきて食べきれなかったんです。でも松岡さんは「任せろ!」って言って食べてくれたんです。本当に頼りになる人です。
松岡:食べるのは得意なので任せてください!
花井:食べ物といえば、梅菓子は子供の頃から大好きで、家にも大量にコレクションしていて、いつもバッグに入れて持ち歩いています。
高橋:アフレコ現場ではよくお菓子をシェアするんですが、そのとき食べた梅菓子がすごく美味しくて感動しました!
花井:そんな梅菓子に出会ったのは初めてでした!
高橋:感動して、その場でネットで注文しちゃいました。もう、我が家もあのお菓子で溢れてると思います(笑)。
高森:クッキーが好きです。シンプルなものほどいいですね!
南條:クッキーフェスティバルにも一緒に行ったんですよ。
高森:たくさん買いました。あんなに衝動的にクッキーを買ったのは初めてです。何か大事なスイッチが入ったような感覚でした(笑)。もうクッキーを食べずにはいられなくなると思います。
高橋:私は食べ物が好きなんじゃなくて、アイドルが好きなんです。食べ物と同じように、アイドルがないと生きていけないくらい毎日がつらいんです。毎日、アイドルの皆さんが踊って歌っている姿を、心から見ています。24時間365日、夢の中でもずっとアイドルのことを考えています(笑)。
南條:メニューを見るのがすごく好きなんです。居酒屋のメニューって、美味しそうな料理がいっぱい載ってるじゃないですか。見ているだけでワクワクしちゃうんです。スマホのホーム画面にしようかとも思ったくらいです(笑)。あと、ゲームも好きで、夜更かしすることもしょっちゅうです。気ままな生活を送っています(笑)。
高橋:最高ですね!

―最近、あなたが「キラキラ輝いている」と感じたことを教えてください。
高橋:私もアイドルのコンサートを見るのが大好きなんです。最高のパフォーマンスを見た時は、思わず「こんなすごいパフォーマンスは見たことない!最高!」って拳を突き上げてしまいます。その瞬間に「これが輝いている瞬間なんだ」って思えるんです。
南條:姪っ子たちが『アイドルプリキュア』を観ていて、プリキュアも好きみたいで。ゲーム友達のお子さんも観ていて、最近「押す」って言葉を覚えたって言ってくれたんです。あと、七夕で帰省した時にドラッグストアの店頭で「プリキュアになりたい!会いたい!」ってメッセージが書かれた願い事が書いてあるのを見かけて、本当にたくさんの人に届いているんだなって実感しました。本当に素敵な瞬間でした。すごく嬉しくて感動しました。
花井:大好きなカップ焼きそばがあるんです。すごく辛いんです。昔はよく見かけたんですが、最近はなくなってしまいました。箱買いしたくなるくらい大好きだったのに、いつの間にかなくなってしまい、寂しい思いをしていました。ところが、先日たまたまコンビニで見かけた時に、なんと辛さが50%もカットされていたんです! 早速買って食べました。懐かしさに浸りながら、あの頃の輝きを噛み締めました。このカップ焼きそばで、「頑張れるうちに頑張る」って改めて実感しました。
高森:その話の続きになりますが、最近「人生で一度はコンサートを」というコンサートプロモーションをやっています。今年一番楽しかったのは、氣志團さんと魂の共演でした。子供の頃から大好きだった人や、ずっと会いたいと思っていた人に実際に会って、今も現役で活動している人たちのありがたみを改めて実感しました。こういうイベントは本当に素晴らしくて、刺激になりますね。
松岡:「アイドルミツメ」を聴くと走りたくなるんです。彼女の曲が大好きで、普段から聴いているんですが、ある日突然「走りたい!」って思ったんです。まるでキラキラ光る光を見つけたみたいで。「今だ!」って思って、近くの公園を「アイドルミツメ」を聴きながら走り始めたんです。走るのはちょっと負担になることもあるんですけど、彼女の曲を聴くとモチベーションが上がる。そういう瞬間が輝いているんだと思います。

―映画の公開を楽しみにしている観客に情報をお願いします。
花井:今回は「宇宙一」のアイドルフェスということで、宇宙中からアイドルたちが集まって歌ったり踊ったり、ファンの方と触れ合ったりしながら物語が進んでいきます。ぜひ、サイリウムを振りながら一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
南條:この作品は、皆さんの心をキラキラと輝かせる作品だと思います。映画オリジナルキャラクターの皆さんも、とても楽しく素敵な演技をされているので、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。
高森:ご覧になる皆さんにとって、これは初めての映画、初めてのコンサート、初めてのフェス、初めての旅行になるかもしれません。数え切れないほどの「初めて」が詰まった劇場公開作品になると思います。様々な楽しみ方が散りばめられているので、映像、効果音、音楽、全てを存分に楽しんでいただけたら嬉しいです。
高橋:笑いあり、涙あり、歌あり、そしてキラキラ輝く瞬間、全てが愛に溢れた素敵な作品です。皆様の心に残る作品の一つになれたら嬉しいです。いつかこの作品を思い出していただけたら嬉しいです。私たちも精一杯演じさせていただきます。プリキュアたちも全力で演じますので、ぜひ劇場に足を運んで、輝ける心で応援してください。お待ちしております!
松岡:この作品は、本当にあなたが輝く作品です!きっと、観ているうちに様々な感情が湧き上がってくると思いますが、その全てはあなたのもの。その時感じた感情、その輝きを感じた瞬間を、そしてそれが本当の自分なんだと受け止めてもらえたら嬉しいです。あなたは、それだけで本当に素晴らしいんです!ぜひ、映画を観て、あなた自身の輝きを見つけてください。心ゆくまで楽しんでください!
(取材・文:M.TOKU、写真:高野宏美)