ソース:https://mantan-web.jp/article/20250907dog00m200001000c.html
映画『アイドルプリキュア あなたと私♪さよなら!キラキラライブコンサート for ユー!』松岡美里さん、高橋みなみさん、高森奈津美さんインタビュー。笑いあり、涙あり、そして共鳴あり。「アイドルプリキュア」の魅力とは?
人気アニメ「プリキュア」シリーズの第22作目となる映画『アイドルプリキュア♪お久しぶりです!ドキドキのライブコンサート!』が9月12日(金)に公開される。物語は、アイドルユニット「アイドルプリキュア!」が、謎の島「あいあいアイランド」で開催される、奇跡の超アイドルフェスにタイムスリップして参加する姿を描いたもの。アイドル天使・さくらうた役の松岡美里さん、人目を引く天使・青風なな役の高橋未奈美さん、そして憧れの天使・シハコロ役の高森奈津美さんに、作品への思いを語ってもらった。
◇奥深いテーマと独特の雰囲気!
- この映画のユニークなところは何だと思いますか?
松岡:“アイドルの美しさ”をしっかりと残しつつ、“宇宙一”のアイドルフェスならではの臨場感も感じられる作品です。子供の頃、夏休みにフェスに行くといつも別世界にいるような感覚になり、特別な思い出になっています。この映画は皆さんにとっても特別な思い出になると思います。
高橋:美里さんがおっしゃったように、「アイドル・ミツメイ」というアイデンティティを保ちつつも、様々な場所で初めての体験ができるようになっています。観客である私たちもミツメイと同じ気持ちになれるような場所があるのが、とても特別なことだと思います。
高森:テーマがとても深く、中には魂の奥底に触れるものもあり、10年前には考えられなかったようなテーマで、とても感動的です。完成した作品がどんなものになるのか、今から楽しみです!
―「アイドル美」の特徴とは?
松岡:テレビシリーズはコメディ要素と孤独感、そして共感性を兼ね備え、笑い、涙、そして人との繋がりを育む豊かな感情体験を生み出していると思います。映画でもその点が見事に表現されています。
高森:台本を読んでいるだけで笑えます。演出もとても面白くて遊び心があって、それがとても魅力的です。
高橋:登場人物一人ひとりが人間味にあふれています。それぞれの感情や人生が丁寧に描かれていて、ナナ自身もそれぞれに悩みを抱えています。こうした親密感こそが『アイドル蜜美』の醍醐味だと思います。
- テレビシリーズではココロキッスグループが追加され、グアンメイのメンバーが5人に増えました。
松岡:ココロキッスの2人は、変身後、かなり大人になった印象ですね。3人組だった頃は、かなり賑やかで賑やかなメンバーだったのですが、今は少し落ち着きがあって、チームの一体感も増しましたね。
高橋:登場シーンのインパクトは強烈でしたね。変身後もプリヨンとメロロンが大切にしている要素がしっかり残っていて、そこがまた魅力的です。合体した時の爆発的なパワーは「ついに全員揃った!」って感じですね。メロンが羨ましがるでしょうね。今までにないタイプのキャラクターですね。
高森:はいはい、湿度がとても高いです(感情が激しいという意味です)。
高橋:湿度がとても心地よくて、お肌に潤いを与えてくれます。
高森:愛が深いだけに、メロルンの存在はとても斬新です。
◇光美役を演じることで毎日が輝ける
映画には「ふしぎペットプリキュア」や「空をひらけ!プリキュア」のプリキュアキャラクターも登場します。
松岡:一緒にレコーディングに参加できて本当に楽しかったです!
高橋:めっちゃかっこいいですね!
高森:作品ごとにテーマが違うので、演出や色使いも違いますね。「天光美人」はすごくハンサムな感じで、「王光美人」は温かい感じがしますね。
高橋:監督からは「『アイドルみつみ』はもっと賑やかで元気な感じ」と言われたんですが、自分たちとしてはそこまで意識していなかったんです。
高森:この1年で築かれた絆を目の当たりにできて、本当に嬉しかったです。「もしかしたら、私たちも将来…」と、温かい気持ちで皆さんを見つめています。
松岡:久しぶりにセリフを練習して、すごく感動しました。「こんな感覚なの?」ってちょっと驚きましたが、実際にやってみたら息がぴったりで、今まで積み重ねてきた成果を実感できて、もっと頑張ろうって思いました!
― これまでグアンメイを演じてきてどう感じていますか?
松岡:ミツメさんは小さい頃から見ていて、そのエネルギーに憧れていました。今回、ミツメを演じさせていただくことになり、お芝居を通してそのエネルギーをもらっているような気がします。歌はエネルギーがないと演じられない役なので、一瞬たりともためらうことができません。歌うことで自然と活力が湧いてくるし、歌からもエネルギーをもらっているんです。毎日輝けるんだと改めて実感しています!ミツメさん、すごい!
高橋:演じていて、ナナというキャラクターと私が最初にイメージしていたナナのイメージが違う部分も見えてきました。ナナは戸惑いながらも、ナナ自身もその戸惑いを抱えながら一歩ずつ前に進んでいくので、もしかしたら似ている部分もあるのかもしれません。ナナが一歩ずつ進み、様々なことを経験していく中で、憧れのミツメという役を演じる私も、少しずつナナに近づいていき、一緒に成長していくのを感じました。今回の作品には、演じていて本当に良かったと思うセリフもありました。一歩ずつ進んだ先には、もっと広い世界があるんだという思いに胸を打たれ、見ているだけで涙が溢れました。この道のりがあったからこそ、ナナはもっと成長できたのだと感じています。これからもナナの成長を応援していきたいです。
高森:こころはオーディションの時の印象がずっと変わっていなくて、それは彼女の根底に侍の魂があるからだと思います。その侍魂を持ち続けている限り、こころは絶対にブレない。努力家精神と、それを推し進めていく力は変わらない。こころ自身は組み見になっても、アイドルエンジェルや愛嬌のある瞳のエンジェルを推し続けている。それが面白いですね。変わらない部分もあるけれど、こういう風に広がっていく可能性を秘めているんだなと、レコーディングを通して発見しました。今後の成長が楽しみです。
―最後に、映画を楽しみにしている観客の皆さんに松岡さんから一言お願いします。
松岡:「まるでライブのような臨場感と奥深いストーリーで、ご家族で楽しめる作品です。大人の方にも楽しんでいただけると思います!幅広い世代の方に楽しんでいただけたら嬉しいです。ぜひ感想をお聞かせください!共感していただけると嬉しいです。」