
ソース:https://mantan-web.jp/article/20250322dog00m200080000c.html
MANTANWEBは株式会社MANTANが運営する日本のポップカルチャーニュースサイト。3月23日には『ユイとアイドルプリキュア』で紫玉心/ハートビートエンジェル役を務める声優・高森奈津美さんのインタビューを掲載した。
高森奈津美:「あなたとアイドルプリキュア♪」“心は侍”の真意インタビュー 努力と根性を読み解く、胸キュン天使
大人気アニメシリーズ「プリキュア」の第22作目『きみとアイドルプリキュア♪』では、ハートビートの天使/パープルレイン・ハートの高森奈津美役を演じる。彼女は、2022年から23年にかけて放送されたシリーズの19番目の映画「デリシャスパーティー♡プリキュア」で妖精ミミの声を担当しました。新作放送前の記者会見では、隆盛氏の「私は心は侍です」という言葉が白熱した議論を巻き起こした。プリキュアへの熱い思いや「サムライ宣言」の意味などについてじっくりとお話を伺いました。
◇ミミは…の典型です
本作は「アイドル」をテーマにしており、「“あなた”がいるからこそ、私たちは輝けるし、強くなれる!」という思いが作品の核となっている。伝説の救世主アイドルプリキュアが、歌やダンスを通してファンと触れ合い、大切な人や応援してくれる人、そして周りの“あなた”に光をもたらします。そしてあなたの存在がアイドルプリキュアをさらに輝かせることになるでしょう。キャストにはアイドル天使・さくら詩役の松岡美里さん、チャーミング天使・青風ナナ役の高橋みなみさん、ドキドキ天使・パープルレイン・ハート役の高森奈津美さんが出演。毎週日曜午前8時30分からABCテレビ・テレビ朝日で放送中。
『ヤミーパーティー♡プリキュア』でミミ役を1年間演じてきた高森さんにとって、この作品には特別な思い入れがある。
「ミミ役をいただくまで、プリキュアのオーディションは何度も受けさせていただいていたんです。その時は、これまでのオーディションは全部ミミのため!って思っていたので、集大成という意識で演じました。ミミは赤ちゃんからだんだん成長して、妖精の中で唯一人間に変身できる存在。劇場版でも焦点になりました。プリキュアと共に戦うだけでなく、『プリキュアになりたい』と『妖精になりたい』という2つの夢を叶えていく。あの時は、これがピークだなと感じましたし、もっと飛躍できる演技があるんじゃないかとさえ思いました」
オーディションを経て正式にプリキュアの一員となった。 「信じられない!レコーディングはしばらく続いていますが、まだ胸に興奮が残っています」と率直に語った。
◇ 見た目は可愛いけど、実は情熱が強い
中学1年生の紫雨馨はダンスが得意で、心に燃える情熱を抱いている。彼女のキャッチフレーズは「心臓がドキドキしちゃう!」可愛いキャラクターですが、さらに深い魅力を秘めています。
「最初のオーディションの時は、“しっかり者”という設定しかなかったんです。でも『ドキドキ天使』という名前を見て、単純にかわいい系かなと思ったんです。でも、生オーディションでキャラクターデザインを見て、総監督の今千秋さんの丁寧な説明を聞いて、かわいらしいけど武士の心を持った子なんだとハッと気づきました! “ドキドキ”という言葉には、実はいろんな意味が込められているんです。声も、元気な女の子の声を思い浮かべるかもしれませんが、実は男の子役の情熱的な声に近いんです」
第6話: 心臓がドキドキしちゃう! ? 〉まずは「侍」の特徴から見ていきましょう。侍精神とはいったい何でしょうか?
「みんな気になりますよね(笑)。これは、節制して自分を律するアスリートの精神だと解釈しています。第6話は、その粘り強さがわかる章です。チームでは後輩ですが、プライベートでは大家族の長女のように頼りがいがあります。実は一人っ子だと後で発覚しますが(笑)。家庭環境がわかったことで、「お母さんに心配をかけないように」という責任感もわかりました。骨身に武士魂が宿っていますが、年齢相応にスターを追う少女の心も持ち合わせており、2人の先輩(アイドル天使とチャーミング天使)に甘えられるととてもうれしくなります。この段階では、まだ先輩の背中を追いかけている段階で、自分にはまだまだ至らないところがあると認めていますが、「アイドルたちと同じ舞台に立てるなんて!?」という尊敬の気持ちが、解釈のカギになっています」
第6話で変身に失敗したハートが、第7話「ハートがドキドキ♪ ハート鼓動天使!」でついに登場。 〉最初の変身が完了しました。光美役の声優のほとんどは「初めて変身したときはすごく緊張した」と明かしているが、高森さんは違った経験をした。
「変身シーンに2話もかけるなんて贅沢!6話の収録では、ココロのセリフが初めて多くて緊張し、思わず声をあげて怖がってしまったほどでした。でも7話では、初めて変身したときよりも落ち着いていました。そのため、変身時のセリフを何度も練習しました。グアンメイたちがとても滑らかで自然だったので。『何千回も変身したように話そう』と自分に言い聞かせ、空き時間にセリフを暗唱し続けました。結果的に、とても満足のいく仕上がりになりました。」
◇ 松岡美里さんによるレコーディングの様子
松岡美里さん、高橋みなみさんという3人の美人声優との相性も注目です。
「美里ちゃん(松岡)の演技は、観客をリードする輝きがあります。初めてご一緒させていただいたとき、彼女が演じるアイドル天使のセリフを聞いて、聖なる光に衝撃を受けました。アイドル天使が先導し、チャーミング天使がサポートし、3人が絶妙なバランスを保っています」
松岡氏は経験が比較的浅いにもかかわらず、年齢を超えたリーダーシップを発揮している。
「スタジオに入る前は、アイドル天使を応援しているつもりだったんですが、全然逆でした!みさとちゃんは自分のパフォーマンスに自信があって、恐れることなく、常に全力でパフォーマンスを楽しんでいました。そのポジティブなエネルギーはアイドル天使そのもので、その場の雰囲気を盛り上げてくれて、本当に『この子はプリキュアになるために生まれてきたんだ』と感じさせてくれました。」
2004年に第1作目『プリキュア』が公開されて以来、20年にわたって続いているシリーズです。長寿の秘訣について尋ねられたとき、高森はこう答えました。
「コロナ禍で『デリシャスパーティー』期間中は一緒に収録できなかったのですが、今回ようやく全員でパフォーマンスするという一体感を味わえました! 私たちの世代は子供の頃から七夕に『セーラームーンになりたい』と願い事をしていましたが、今や子どもたちの夢はプリキュアになっています。ダンスの先生をしている友人から『ハートの天使を目指している生徒もいる』と聞き、人々が憧れる伝説の作品に参加しているんだと実感しました。昔はミミちゃんのように愛されるキャラクターでしたが、今では憧れの存在になっているんです。」
子どもたちの笑顔や歓声が高森さんの力になります。
「感謝祭や20周年コンサート、アイドルプリキュアのお披露目コンサートに参加させていただいたとき、子どもたちが熱く踊っている姿を見て、思わず涙があふれてきました。ただ見ているだけではなく、本当に『プリキュアが目の前にいる』と信じていたんだなと。この純粋な信念はとても感動的です。」
高森はハートエンジェルの役を演じたとき、深い理解を示しました。「ハートは努力と芯の体現であり、挫折にも遭遇します。だから、彼女に追いつくためには、彼女よりも一生懸命に働かなければなりません!」汗と忍耐で困難を突破する痛快な戦士の姿が、観客の視線をしっかりと掴みそうだ。