Summer Pockets
作品基本情報
- 作品名
- Summer Pockets(サマーポケッツ)
- ジャンル
- 恋愛アドベンチャーゲーム(ビジュアルノベル)
- ブランド
- Key
- 発売
- Visual Art's(PC・iOS・Android・Steam);Prototype(Switch・PS4)
- 本篇発売日
- 2018年6月29日(PC)
- 本篇ルート数
- 6ルート
- REFLECTION BLUE
- 2020年6月26日発売、ルート数10;本篇の「強化版」という位置づけ
- 原案
- 麻枝准
- スクリプト
- 新島夕、魁、ハサマ
- 原画・キャラクターデザイン
- Na-Ga、和泉つばす、永山ゆうのん(SD 插畫:えんぎよし)
- 音楽
- 折戸伸治、麻枝准、どんまる、竹下智博、水月陵
- 監督
- 魁
- 漫画
- 《むぎゅでいず 〜紬の島さんぽ〜》(永山ゆうのん/電撃萌王,2025-02-28 起);《ーなつのたからものー》(wogura/となりのヤングジャンプ,2025-05-30 起)
- TVアニメ
- 2025年4月7日 – 9月29日、全26話、feel.制作
- 劇場編集版
- 2025年8月15日 – 9月5日、全4部順次上映
- シリーズ累計販売本数
- 50万本以上(2026年4月発表)
作品紹介
『Summer Pockets』はKeyが2018年に発売した恋愛アドベンチャーゲームで、舞台は瀬戸内海に浮かぶ架空の島「鳥白島」。主人公の鷹原羽依里は亡くなった祖母の遺品整理のために島を訪れ、ひと夏を過ごす。彼は島で数人の少女たちと出会い、島に伝わる「七影蝶」の伝説——未練を残して亡くなった者が遺した記憶の残滓——に少しずつ触れていく。
本作はKeyが2011年の『Rewrite』以来、7年ぶりとなる完全新作オリジナル作品。原案を麻枝准が担当し、シナリオは新島夕、魁、ハサマの3人が執筆、原画はNa-Ga、和泉つばす、永山ゆうのんが共同で担当した。作品は「夏」と「記憶」を二本の主軸とし、明るく軽快な島の日常と重い感情の回収との間でバランスを取っている。
物語は三層構造を採用しており、まず4人のヒロインの個別ルートを進め、すべてクリアすると核心となる「ALKAルート」が解放され、さらに真エンディングの「Pocketルート」へと続く。この設計により、それまでそれぞれ独立して見えた物語が、最後にはすべて同じ夏の記憶として回収される。
タイトル「Summer Pockets」は、少年時代の大切な思い出をしまっておくポケットを意味し、公式はこれを「夏の小さな宝箱」に例えている。2018年にはGetchu「美少女ゲーム大賞」の総合部門とシナリオ部門で第1位を獲得し、同年の萌えゲーアワードでは大賞とユーザー支持賞を受賞した。
シリーズ作品
本作はゲーム、漫画、アニメ、劇場編集版へと展開するシリーズとなっている。ゲーム本篇のほか、強化版『REFLECTION BLUE』、および公式の無料短編を原作とした『Sunnyside Stories』がある。
🎮 Summer Pockets
2018年6月29日|PC(本篇)|6ルート
💿 Summer Pockets REFLECTION BLUE
2020年6月26日|PC・Switch・PS4・Steam・iOS・Android|本篇の強化版、ルート数は10に増加
📺 TVアニメ『Summer Pockets』
2025年4月7日 – 9月29日|全26話|feel. 制作|監督:小林智樹
🎬 劇場編集版『Summer Pockets』
2025年8月15日 – 9月5日|全4部(鴎/紬/蒼/しろは 編)順次公開
📙 漫画版
《むぎゅでいず 〜紬の島さんぽ〜》2025-02-28 起;《ーなつのたからものー》2025-05-30 起,皆連載中
📖 Summer Pockets Sunnyside Stories
2026年12月18日予定|PC|公式無料短編『〜夏の眩しさの中で〜』をノベルゲーム化、CGは全て新規描き下ろし
年表
- 2018-06-29 本篇 PC 版発売
- 2018-12-17 iOS 版配信
- 2018-12-19 Android 版配信
- 2019-06-20 Nintendo Switch 版発売
- 2020-02-06 Steam 版配信
- 2020-06-26 『Summer Pockets REFLECTION BLUE』発売
- 2021-07-01 REFLECTION BLUE Switch版発売
- 2022-07-01 REFLECTION BLUE PS4版発売
- 2025-02-28 漫画『むぎゅでいず 〜紬の島さんぽ〜』連載開始(電撃萌王)
- 2025-04-07 TVアニメ放送開始(全26話)
- 2025-05-30 漫画『ーなつのたからものー』連載開始(となりのヤングジャンプ)
- 2025-08-15 劇場編集版公開開始:久島鷗 編(86分)
- 2025-08-22 劇場編集版:紬ヴェンダース 編(86分)
- 2025-08-29 劇場編集版:空門蒼 編(88分)
- 2025-09-05 劇場編集版:鳴瀬しろは 編(83分)
- 2025-09-29 TVアニメ放送終了
- 2025-06-27 REFLECTION BLUE Steam版配信開始
- 2025-10-31 Blu-ray BOX 上巻発売(第1–14話)
- 2025-12-19 Blu-ray BOX 下巻発売(第15–26話)
- 2026-04 公式発表シリーズ累計50万本突破
- 2026-12-18 『Sunnyside Stories』発売予定
データ
スタッフ
- 原案:麻枝准
- シナリオ:新島夕、魁、ハサマ
- 原画・キャラクターデザイン:Na-Ga、和泉つばす、永山ゆうのん
- SD 插畫:えんぎよし
- 音楽:折戸伸治、麻枝准、どんまる、竹下智博、水月陵
- 監督:魁
- プロデューサー:丘野塔也
- 発売:Visual Art's(Switch・PS4版はPrototypeより発売)
- 【TVアニメ】原作:Key/VISUAL ARTS
- 【TVアニメ】監督:小林智樹
- 【TVアニメ】シリーズ構成:大知慶一郎
- 【TVアニメ】キャラクターデザイン:大塚舞
- 【TVアニメ】キャラクター原案:Na-Ga、和泉つばす、永山ゆうのん、ふむゆん
- 【TVアニメ】音楽:折戸伸治、麻枝准、どんまる、竹下智博、水月陵、大橋柊平
- 【TVアニメ】音響監督:納谷僚介
- 【TVアニメ】アニメーション制作:feel./製作:鳥白島観光協会
主題歌
シナリオルート(ネタバレ)
以下の各段落は物語の核心設定に触れています。初期状態では折りたたまれているので、ご自身で開いてください。
① 鳥白島と世界観設定
物語の舞台「鳥白島」は瀬戸内海に浮かぶ架空の離島で、モデルは直島・男木島・女木島。島の外から来た人は「渡りの人」と呼ばれ、来客をもてなすのが島の習わしです。
島の重要な設定は「七影蝶」——アニメ公式サイトでは「心残りを抱えて亡くなった人の記憶の残滓」と定義されています。空門蒼昏睡状態の双子の姉を目覚めさせるため空門藍、繰り返し七影蝶に触れて他人の記憶を読み取り、そのせいでよくあちこちで眠ってしまいます。
鳴瀬家は島全体の神事・祭事を司り、その女性には代々「不思議な力」が伝わります(白羽の予知もこの一種)。島には他にも「夏鳥の儀」という行事、水中格闘技と呼ばれる伝統、仮の婚約「蝶番の契り」、そして時折語られる「神隠し」や「白羽の伝承」があります。さらに治安を守る「鳥白島少年団」も存在します。
公式はアニメ各話の冒頭で「繰り返される夏」を明示しています——この反復される時間構造が、全作を通じて最も核心的な設定です。
② 共通・個別ルート(本編のヒロイン4人)
共通ルート:夏休み、主人公の鷹原羽依里は亡き祖母の遺品整理のため鳥白島へやって来て、叔母の岬鏡子と同居しながら、島の少年団や数人の少女たちと知り合います。公式のあらすじは四つの「ある少女に出会った」でこの導入を締めくくっています。
本編には全部で6つのエンディングがあります——ヒロイン4人の個別ルートに加え、ALKAとPocket。四人のヒロインは:鳴瀬白羽(メインヒロイン)、空門蒼、久島鷗、紬ヴェンダース。共通パート終了後、選択肢によって各ルートへ分岐します。クリア済みのヒロインはタイトル画面から消えるので、進行度の目安になります。
⚠️ 以下は各ルートの物語です:
・白羽編:島民から「疫病神」として孤立させられた少女。彼女は自分が夏鳥の儀で溺れ死ぬことを予知しています。
・蒼編:蒼は嫉妬から姉の藍を崖から落として昏睡させ、それ以来毎晩七影蝶を集めていた。藍が目覚めた後、今度は蒼が眠りにつく。
・鴎篇:宝箱と海賊船の宝探しの冒険。鴎は一度幻影のように消え、トランクの中には絵本『ひげ猫団の冒険』だけが残されていた。
・紬篇:「やりたいこと」を探す。8月31日の「帰る」日が迫るにつれ、『紬・ヴェンドース』の日記と神隠し伝説が浮かび上がる。
③ ALKAルート(GRANDルート)
開放条件:本編で4人のヒロインを全員クリアする必要がある。条件を満たすと、タイトル画面が「ヒロインのいない草原」に変わり、ここからALKAに入れる。一度入ると、本編の通常ストーリーは開けなくなる(全クリア後に回復)。
位置づけ:ALKAは、これまでの個別ルートで張られた謎を一気に収束させ、鳥白島と「夏」の本当のルールを明かす核心ルートであるため、真エンディングの前に置かれている。
⚠️ ストーリー:羽未の正体は、羽依里と白羽の未来の娘「鷹原羽未」——母と楽しい夏休みを過ごすため、彼女は自分が本来存在しない時代へ戻ってきた。二人は「蝶番の契り」で臨時の夫婦となり、夏鳥の儀に臨む。
④ Pocketルート(真エンディング)
ALKAをクリアすると、タイトル画面が草原から海に変わり、BGMが持続する波の音に変わる。ここからALKAの結末に続くPocketルートが始まる。
本ルートの主人公は七海(CV:花澤香菜)——記憶を失った少女に変わる。実は本編の各所で、彼女はずっと「語り手」として独白を挟んでいた。
⚠️ ストーリー:七海は記憶を失い、鳴瀬家に寄宿する少女。七影蝶に導かれて自分が未来の白羽の娘であることを知り、最終的に無数の七影蝶に囲まれ、存在が消え、羽未へと回帰する。
全クリア後はタイトル画面が元に戻り、通常ストーリー/ALKA/Pocketはいつでも再プレイできる。
⑤ REFLECTION BLUE追加ルート
位置づけ:公式はRBを本編の「強化版」と呼び、続編ではないとしている。ルート数は6から10に増えた。
ヒロインは4人から7人に増えた:既存の4人に加え、野村美希と水織静久が脇役からヒロインに昇格し、新キャラクター神山識(「鬼の伝承」を追ってやって来た、鬼と自称する和服の少女)が追加された。また加藤羽未にも個別ルートが追加されたが、7人のヒロインには含まれない。
ALKAの開放条件は「7人中4人をクリア」に緩和された。羽未ルートはALKA/Pocketの攻略に影響しない。
本編との関係:同じ夏、追加の可能性。公式は後日談やパラレルワールドとは明言していない(未確認)。構造上は本編と並行する追加ルートであり、真エンディングの後に続くものではない。
登場キャラクター
鳴瀬白羽 なるせ しろは
本作のメインヒロイン。人見知りで引っ込み思案な性格から、島民に「疫病神」と忌み嫌われ孤立し、いつも一人で海辺にいる。鳴瀬家に代々伝わる予知の力を持ち、夏鳥の儀で自分が溺れ死ぬことを予知してしまう。
空門蒼 そらかど あおい
鳥白島で育った少女で、いつも一人で島を走り回っており、よく理由もなく眠ってしまう。空門家の巫女であり、昏睡状態の双子の姉を目覚めさせるため空門藍、七影蝶に繰り返し触れて他人の記憶を読み取っている——あちこちで眠ってしまうのは、記憶を読み取ることによる負荷が原因。本編攻略ヒロインの一人で、REFLECTION BLUEでは専用ルートが追加された。
空門藍 そらかど あい
空門蒼の双子の姉。子供の頃、妹が嘘をついていないことを証明するために夜の山へ踏み込み、そのまま崖から転落して昏睡状態となり、長期間入院している。瀕死の際に自分の記憶を七影蝶として島中に散らばせ、蒼ルートの終盤で目覚める——その後、今度は蒼が眠りについてしまう。蒼と同様、高森奈津美さんが一人二役で演じている。
久島鷗 くしま かもめ
大きなトランクを引きずって島にやって来たお嬢様。島に来た目的は子供の頃に埋めた宝物を探すことで、ルートは宝箱と海賊船の宝探しの冒険を軸に展開する。アニメ版では稗田寧々が声を担当。
紬ヴェンダース つむぎ ヴェンダース
「やりたいこと探し」のために鳥白島へやって来たドイツ系ハーフの少女で、口癖は「むぎゅ」。8月31日の「帰る」日が迫るにつれ、彼女のルートは『紬・ヴェンダース』の日記と島の神隠し伝説へとつながっていく。(彼女の正体は下の「キーキャラクター」を参照。)
水織静久 みずおり しずく
本島の生徒会長で、紬の親友。「胸」に対して異常なこだわりを持つ。本編では脇役だったが、REFLECTION BLUEで攻略可能キャラに昇格。
野村美希 のむら みき
鳥白島少年団治安維持執行部のメンバーで、改造水鉄砲を手に、脱衣好きの三谷良一を撃つのが日課。本編では脇役だったが、REFLECTION BLUEで攻略可能キャラに昇格。
神山識 かみやま しき
REFLECTION BLUEで新たに追加された新キャラクター。「鬼の伝承」を追って島にやって来た和服の少女で、自称は鬼。
加藤羽未 かとう うみ
加藤家に居候し、チャーハンが得意な頼れる少女。本編では脇役だが、REFLECTION BLUEで個別ルートが追加された。
主要サブキャラクター
主人公。亡くなった祖母の遺品整理のために鳥白島へ来て、叔母の岬鏡子の家に居候している。本編ゲームではボイスなしの主人公だったが、REFLECTION BLUE以降はアニメ版同様、千葉翔也が声を担当する。
三谷良一 みたに りょういち
服を脱ぎたがり、美希に水鉄砲で撃たれるのが日常の少年。漁師の息子。
加納天善 かのう てんぜん
卓球狂で、水織静久に片思いしている。
岬鏡子 みさき きょうこ
主人公の叔母。旧姓は加藤で、職業は考古学者。羽未が寄宿している「加藤家」は彼女の旧姓に由来する。
鳴瀬小鳩 なるせ こばと
鳴瀬白羽の祖父で、島の四天王の一人「玄武」。
キーキャラクター(ネタバレ)
以下の三人のキャラクターは本作の最も核心的な物語の真実に関わり、ALKAルートとPocketルートの結末を含みます。未クリアの方は展開しないでください。
⚠️ 展開して見る:紬・ヴェンダース・鷹原羽未・七海の正体(重大ネタバレ)
紬・ヴェンダース つむぎ ヴェンダース
⚠️ ネタバレ:本当の「紬」(通称大紬)は数十年前の鳥白島の人間の少女で、灯台守と恋に落ち、駆け落ちに失敗した後に神隠しに遭った。プレイヤーがゲーム中で出会う「少女紬」は本人ではなく、大紬が大切にしていた一匹のぬいぐるみが「世間から紬を忘れさせない」という願いによって化けた思念体であり、約70年後に紬と瓜二つの少女の姿で活動し、本体は小さなぬいぐるみである。ルートの終盤で彼女は使命を果たしてぬいぐるみに戻り、その後大紬によって羽依里の元へ送り返される(翌年、扉を開けて「おかえり」と言う)。
鷹原羽未 たかはら うみ
⚠️ ネタバレ:彼女こそが加藤羽未の本名。正体は羽依里と白羽の未来の娘であり、白羽が出産後まもなく亡くなったため、鳴瀬一族の力を使って自分が本来存在しない時代へと戻り、ただ母と楽しい夏休みを過ごすためだけにやって来た。漢字の「羽未」は作中では主に「うみ」と表記され、彼女が身を寄せる「加藤」は叔母である鏡子の旧姓。彼女はALKAルートの核心人物である。
七海 ななみ
⚠️ ネタバレ:本編の随所で「語り手」として彼女の独白が挿入され、Pocketルートの主人公である。その正体は羽未(鷹原羽未)——再び時空を跳躍し、白羽が両親を失ったばかりの幼少期へとやって来たが、その過程で記憶を失い、脳裏に浮かんだ「七つの海を越えて来た」という言葉から七海と呼ばれるようになった。海が怖く、船に乗れず、鳴瀬家に身を寄せる。白羽の能力覚醒を止めようとした結果、自身の存在が書き換えられて消滅し、白羽と涙ながらに別れを告げる。
メディア展開
ゲーム本編とREFLECTION BLUEのほか、本作は漫画、TVアニメ、劇場編集版へと展開している。2025年はSummer Pocketsの「メディア展開年」と言えるだろう。
- 漫画①
- 『Summer Pockets むぎゅでいず 〜紬の島さんぽ〜』|作画:永山ゆうのん|原作:Key|KADOKAWA/電撃コミックスNEXT|2025年2月28日より電撃萌王、カドコミ、ニコニコ漫画にて連載中|第1巻2025年11月下旬発行、総巻数未確認
- 漫画②
- 『Summer Pockets ーなつのたからものー』|作画:wogura|原作:Key|集英社/ヤングジャンプ コミックス|2025年5月30日よりとなりのヤングジャンプにて連載中|第1巻2026年6月18日発売;TVアニメの公式コミカライズで、2025年AnimeJapanにて発表
- TVアニメ
- 2025年4月7日 – 9月29日、全26話(2クール連続)|TOKYO MX、BS11(4/7より・月曜23:30)、MBS、静岡放送(4/8深夜より)、AT-X(4/10より)、テレビせとうち(4/11深夜より)|ほかABEMA、U-NEXT、Netflix等にてネット配信
- Blu-ray
- Blu-ray BOX 全2巻|上巻(第1–14話)2025-10-31/下巻(第15–26話)2025-12-19|DVD未確認
- 劇場編集版
- 2025年8月15日 – 9月5日、全4部を順次上映(詳細は下記)|制作:feel./監督:小林智樹/配給:ポニーキャニオン、小学館集英社プロダクション
- 短編小説
- 公式が無料公開した『「Summer Pockets」ショートストーリー 〜夏の眩しさの中で〜』(全15話)は、後に収録版電子書籍として刊行。2026-12-18発売の『Sunnyside Stories』はこの短編と新規ストーリーを「ノベルゲーム化」する予定|独立した小説版(ノベライズ)は未確認
- ドラマCD
- ゲーム発売時に4種の店舗特典ドラマCDが展開され、後にKey Sounds Labelより『Summer Pockets ドラマCDコレクション』(5枚組、2019年)としてまとめられた
- Webラジオ
- サマポケききこみラジオ(2018-02-27 より、YouTube)/Summer Pockets Radio 〜鳴瀬家の食卓〜(2020、音泉)/Summer Pockets 離島応援ラジオ(2025-04-07 より、音泉)
アニメと原作の構造の違い:原作は分岐ルート制(本編6ルート、4人のヒロインを全てクリアするとGRANDルート「ALKA」→「Pocket」が解放。RBは10ルート)であるのに対し、アニメは単一のリニアな時間軸による全26話へと変更され、各ヒロインのルートと「ALKA/Pocket(七海)」を統合して連続的に描いた——最終話のタイトルはまさに「ポケットをふくらませて」であり、確かにPocketルートまで到達している。
🎬 劇場編集版:久島鷗 篇
2025年8月15日公開|86分
🎬 劇場編集版:紬文德斯 篇
2025年8月22日公開|86分
🎬 劇場編集版:空門蒼 篇
2025年8月29日公開|88分|高森奈津美さん演じるキャラクター
🎬 劇場編集版:鳴瀨白羽 篇
2025年9月5日公開|83分
高森奈津美さんと本作
高森奈津美さんは本作で攻略可能なヒロインの一人である空門蒼を演じ、さらにその双子の姉である空門藍を一人二役で演じている——二人は同じ容貌を持ちながら、性格、口調、境遇が全く異なる。蒼は活発で率直、姉のために黙って背負い込む妹であり、藍はほとんど回想と眠りの中にしか登場しない。彼女の本作で最も称賛される演技である。
『REFLECTION BLUE』で新たに追加された蒼ルートでは、彼女が自ら挿入歌〈比翼の蝶たち〉(作詞:魁/作曲:折戸伸治)を歌っており、彼女の歌声を完全に聴くことのできる数少ない作品の一つである。
2025年のTVアニメと同年8月29日公開の劇場編集版「空門蒼 篇」でも、二人のキャラクターは引き続き彼女が声を担当している。
Keyについて
Key 是 Visual Art’s 旗下的美少女遊戲品牌,1999 年以《Kanon》出道,核心創作者為麻枝准、折戸伸治與原畫師 Na-Ga。
Keyは、いわゆる「泣きゲー」というジャンルを切り開いた——「泣く、感動、笑う」を核とし、テーマは家族、絆、友情を中心に据え、音楽(自社レーベルKey Sounds Label)を極めて重視しており、多くの作品がアニメ化されている。
代表作:『Kanon』(1999)、『AIR』(2000)、『CLANNAD』(2004)、『Little Busters!』(2007)、『Rewrite』(2011)、『Summer Pockets』(2018)、『anemoi』(2026)。
作品評価
受賞:2018年Getchu「美少女ゲーム大賞」総合部門第1位、シナリオ部門第1位、システム部門第7位;同年度萌えゲーアワードの大賞とユーザー支持賞。2026年電撃ONLINE「おすすめの泣きゲー」人気投票第4位。
売上:Keyの新作は通常7〜8万本売れるが、本作の初動はわずか約2万5千本で、口コミでじわじわと広がり、ロングセラー型で2026年4月に50万本を突破した。Switch版の初動は本篇1,854本/REFLECTION BLUE 2,351本。
Key作品の中での位置づけ:本作は『Harmonia』から約2年ぶりの新作で、フルプライスの作品としては『Angel Beats! -1st beat-』以来約3年ぶり;同時にKey初の任天堂ハード進出作であり、初めてPlayStation系のバージョンを発売しなかった作品でもある。舞台は『AIR』と同じ「夏の海辺の田舎」だが、シナリオライターの魁は本作が『ぼくのなつやすみ』により近いと考え、ヒロイン同士の横のつながりと男性キャラクターの描写によって『AIR』と差別化を図った。
まとめ:2018年度の二冠王(Getchu総合・シナリオ)+萌えゲーアワード、低初動・高評価のロングセラーとして約8年間で50万本を積み上げ、Key後期の代表作となった。高森奈津美さんにとっては、彼女が同時に「一人二役」と「自らキャラクターソングを歌唱」をこなした数少ない指標的作品でもある。
「初週の売上で勝負する作品ではない——初動はわずか2万5千本、それでも口コミで8年を歩み、最終的にシリーズ全体で50万本を突破した。」
—— 総評



